夜中、鼻づまりで何度も泣いて目を覚ます子どもを見ていると、こちらまで眠れなくなる。手動タイプの鼻水吸引器を試してみたものの、片手でノズルを鼻に当てながらもう片方の手で吸引するのがどうにも難しい。子どもに嫌がられて抵抗されると、なおさらうまくいかない。
そんな経験から、電動タイプの鼻水吸引器に切り替えた家庭は多いのではないだろうか。私自身、出産直後に電動鼻水吸引器を購入したものの、最初のうちはほとんど出番がなかった。生後半年を過ぎたあたりから風邪をひくようになり、うちの子は中耳炎になりやすいタイプだったこともあって、鼻をしっかり吸ってあげることの大切さを実感するようになった。この記事では、実際に使い続けている経験をもとに、電動鼻水吸引器を比較していく。
こんな人には向いていないかもしれない
- 子どもがまだ鼻水トラブルの少ない月齢・年齢で、当面は必要性を感じていない人
- 価格よりもとにかく最軽量・最安値を優先したい人
- 電動音に敏感で、機械音があるだけで子どもが強く嫌がってしまう人
逆に、子どもが鼻づまりで寝苦しそうにしていたり、中耳炎などの体調不良を繰り返しやすかったりする家庭には、この記事の内容が参考になるはずだ。
選ぶときに見ておきたい基準3つ
お手入れのしやすさ(鼻水がチューブを通るかどうか)
電動鼻水吸引器には、吸引した鼻水が本体側のチューブを通らずに専用のキャッチャー部分だけに溜まる構造のものと、長いチューブの中を鼻水が通っていく構造のものがある。後者はチューブの中まで洗って乾かす必要があり、乾燥が不十分だとカビが生えたという報告も見られた。日々のお手入れの負担を減らしたいなら、鼻水がチューブを通らない構造かどうかは事前に確認しておきたいポイントだ。
吸引力の強さと調整のしやすさ
奥の鼻水までしっかり吸えるかどうかは、耳鼻科に通う頻度にも関わってくる。吸引圧を段階的に調整できるタイプなら、赤ちゃんの月齢や鼻水の状態に合わせて強さを変えられるので安心感がある。ただし吸引力が強いほど赤ちゃんが驚きやすいという側面もあるため、様子を見ながら弱めから試せる機種だと扱いやすい。
静音性と保証・耐久性
電動音の大きさは、子どもが機器を嫌がるかどうかに直結する。「静音設計」とうたわれていても、実際の感じ方には個人差があるようだ。あわせて、メーカー保証の期間や、保証が切れたあとの修理費用の目安も確認しておくと、長く使う道具として安心材料になる。
5機種比較表
| 商品名 | 吸引方式 | 価格 | 評価 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| PIGEON 電動鼻吸い器 シュポット(私が使用中) | チューブに鼻水が通らない | ¥13,598 | 4.6(256件) | お手入れが簡単・吸引圧調整可 |
| ベビースマイル メルシーポット S-504 | 長いチューブを鼻水が通る | ¥9,927 | 4.4(271件) | 医師推奨をうたう定番人気機種 |
| ちゃいなび スルルーノ | タンク式 | ¥7,841 | 4.5(34件) | 医療機器認証取得・静音設計 |
| ファミネル Famineru パーフェクトセット | タンク式 | ¥13,800 | 4.6(41件) | 日本製・強力吸引をうたう |
| Combi ミスト付き電動鼻吸い器 NS13JP | ハンディタイプ | ¥4,173 | 3.0(37件) | 手頃な価格帯・評価は他機種よりやや控えめ |
価格・仕様は記事執筆時点の情報です。変動する場合があるため、購入前に商品ページで最新価格をご確認ください。
商品ごとの解説
PIGEON 電動鼻吸い器 シュポット
私が実際に使っている機種。最大の特徴は、鼻水が本体側のチューブを通らない構造になっている点で、吸引後は鼻水キャッチャー部分を洗うだけで済む。「手動でもいいかと思ったが、電動の方が子どもを固定しやすく早く終わる」「洗うところが少なくて楽」という声が多く、私自身も手入れの手軽さは実感している。
一方で、購入から1〜2年ほどで電源が入らなくなったという報告が複数見られた。保証期間は1年で、それを過ぎると修理費用が7,000円前後かかるとのこと。長く使う前提なら、保証期間と修理費用の目安は頭に入れておきたい。また「音が静か」という声がある一方、「音が大きくて子どもが嫌がった」という声も見られ、静音性の感じ方には個人差があるようだ。
なお、付属のノズルでは奥の鼻水が取りきれないと感じる人向けに、別売りの長いノズルを組み合わせて使う工夫がSNSやレビューで見られる。ただしこれはメーカー非推奨の使い方であり、あくまで一部ユーザーが自己責任で行っている工夫だという点には注意したい。
ベビースマイル メルシーポット S-504
医師推奨をうたう、鼻水吸引器カテゴリでは定番の人気機種。「吸引力はしっかりしていてよく取れる」「音は思っていたより静か」という声が多く、吸引力の強弱を調整できる点も評価されている。
一方で、長いチューブの中を鼻水が通る構造のため、よく洗って乾かさないとチューブ内にカビが生えたという報告があった。細かいパーツが多く、清潔に保つには毎回それなりの時間がかかるという声も見られる。吸引力を重視しつつ、お手入れに多少の手間をかけられる人に向いていそうだ。
ちゃいなび スルルーノ
医療機器認証を取得しており、静音設計をうたう機種。PIGEONシュポットやメルシーポットよりも価格が抑えられており、電動タイプを初めて試す人にも選ばれやすい価格帯に入る。
ファミネル Famineru パーフェクトセット
日本製・強力吸引をうたう機種で、価格帯・評価ともにPIGEONシュポットに近い競合機種といえる。家族みんなで使えることを想定した設計がされており、赤ちゃんだけでなく大人の花粉症対策として使いたい家庭にも向いていそうだ。
Combi ミスト付き電動鼻吸い器 NS13JP
ハンディタイプで価格が手頃な点が魅力だが、評価は他の4機種と比べるとやや控えめだった。価格の安さを優先したい人にとっては候補になるが、吸引力やお手入れのしやすさについては、他機種と比べて見劣りを感じる場面があるかもしれない。
レビューの不満から見える共通の注意点
複数の機種のレビューを見比べると、いくつか共通する傾向が見えてくる。
ひとつは、チューブの構造による衛生面の差だ。鼻水が長いチューブを通る構造の機種では、乾燥不足によるカビの発生が報告されている。チューブに鼻水が通らない構造の機種は、この点でお手入れの負担が少ないといえそうだ。いずれのタイプでも、使用後はパーツをすべて分解し、しっかり乾かしてから収納することを心がけたい。
もうひとつは、耐久性と保証期間の関係だ。1年保証が切れる前後のタイミングで電源が入らなくなったという報告が一定数見られる。修理費用が数千円かかるケースもあるため、購入時に保証期間と修理の目安費用を確認しておくと、いざというときに慌てずに済む。
そして、静音性の感じ方には個人差がある。「静か」という声と「音が大きくて子どもが驚いた」という声の両方が見られるため、可能であれば店頭で実機の音を確認する、あるいは購入後すぐに試して子どもの反応を見ておくと安心だ。
状況別・こんな人にはこの一台
お手入れの手軽さを最優先するなら
PIGEON シュポット。鼻水がチューブを通らない構造で、洗う手間が少ない。
吸引力の強さと定番の安心感を重視するなら
メルシーポット S-504。医師推奨をうたう定番機種で、吸引力への満足度が高い。
価格を抑えて電動タイプを試してみたいなら
ちゃいなび スルルーノ。医療機器認証取得で、価格帯もやや控えめ。
買った後にやっておきたいこと
届いたら、まず取扱説明書に沿って各パーツを一度洗浄・消毒してから使い始めたい。初めて使うときは、吸引圧を弱めに設定してから少しずつ調整すると、赤ちゃんが驚きにくいようだ。
使用後は毎回パーツを分解し、洗ってしっかり乾かしてから収納する。特にチューブがあるタイプは、内部の水分が残らないよう意識しておきたい。保証書や購入時のレシートは、写真に撮るなどして保管しておくと、万が一の修理依頼のときに慌てずに済む。
子どもの鼻づまり対策としては、電動鼻水吸引器のほかにも、部屋の空気環境を整えることが体調管理につながると感じている。加湿・空気清浄機まわりの工夫については、別記事でも詳しく紹介する予定なので、あわせて参考にしてほしい。
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